2007年09月14日
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No.8 エンドレスに直線が入った。そして思い出す16番小型レイアウトのロマン

Written By: 川俣 晶連絡先

 暇はありませんが、がんばって買ってきましたよ、No.8も。

 今回は、直線レール長短あわせて4本。

 これを前回、前々回のカーブレールと組み合わせると小判型のエンドレスが組めます。

 そして、実際に組んで、No.1の車両を載せてみましたが……。

 手で押しても上手く走りません。カーブですぐ脱線してしまいます。(ベースが完全に水平ではないという問題もありますが)、どうも車両が軽すぎる気がします。たぶん、正規の動力入り下回りが付けば良くなるのでしょう。あくまで、現在の下回りは暫定版ということで。

思い出した16番小型レイアウトのこと §

 Nゲージが出現する前、16番にも超小型レイアウトというのがありました。

 確か、「小レイアウトと小型車両」や「レイアウト全書」などに作例が載っていたような気がします。たとえば、「レイアウト全書」の「或るレイアウトの一日」のレイアウトは非常に印象が強く残っています。

 この手のレイアウトは、基本的に極めて急曲線を使うことになるため、普通の車両は走行できません。

 それでも、小さなレイアウトには魅力があったと感じます。

 そして、そのような魅力は、けしてNゲージによって置き換えることは出来なかったと感じます。面積が同じでも、小型16番レイアウトには、違う魅力があったと感じます。

 そして、この小判型エンドレスを見ていると、それと同じような魅力があることに気付きました。絶対に20m級の主力車両群が入線できない小さな世界。

 たぶん、Zゲージの日本型が出現しても、Tゲージが出現しても、この世界の魅力は消えることはないでしょう。少なくとも、私にとっては。